コラム

スタートアップに必要な要素「共同創業者」とは?

ある革新的な事業を思いつきいざ、事業運用を行うとなった時、あなたはまず何をしますか?事業に必要な要素として「事業内容・資金・人」があります。事業内容は、あなたが持っている「今必要とされているのはコレだ!」という熱いビジョンです。資金はいくつかの資金調達の方法から熱い気持ちがあれば大きな資金を得られることでしょう。では最後の「人」とはどのような人を示しているのでしょうか。 「人」には2つの要素があると考えます。1つは「共同創業者」。2つめは「従業員」です。

今回はスタートアップ初期を前提としたく、事業拡大の為に雇う「従業員」ではなく、創業時から共に働く「共同創業者」にスポットを当てたいと思います。

共同創業者はスタートアップを成功へと導いてくれる重要な存在です。現在日本で大きく事業展開をして成功している企業には必ずといって共同創業者の存在がいます。代表的なところでいうと、(社名-共同創業者)「グリー株式会社-山岸広太郎さん」「株式会社サイバーエージェント-日高裕介さん」「ラクスル-利根川さん」などです。

ではなぜ共同創業者がいた方が事業を拡大しやすいのでしょうか。今回は以下3点から共同創業者の存在意義とは何かをみていきたいと思います。

 1、スタートアップの成長に必要な要素

前述した通り事業成功に必要な要素として「共同創業者」は必要不可欠だと言えます。スタートアップ企業にとって創業者と同じ熱い気持ちとビジョンを持ち、共に実現に向けて走り続けてくれる人がいるかによって事業の未来が決定してしまうとも言えます。

 2、どのような人を「共同創業者」にするか

スタートアップを展開していくには、①すべての分野に長けており、事業の舵取りや全体を見ながら動ける人と、②システムやサービスを開発し事業展開のバランスをとる役割ができる技術者の2つの役割が必要です。あなたが前者ならば共同創業者には後者を選んだ方が賢明でしょう。その他のポイントとして以下3つにまとめてみました。

●創業前に共同で何か作業する機会があった
→共同創業者にしようと思っている人物がどのような働き方をして、どの分野に長けているか、また自分のビジョンを話した際にどの程度共感を持ってくれるかを見極められる大事な機会になります。

●同じ空間に長時間いれる人
→スタートアップ初期は家に缶詰になりながら仕事をする時間が多いため居心地が悪くない人がよいでしょう。

●人として尊敬できる部分がある人
→アイディアや方向性について衝突した時、相手を尊敬していれば自分以外の意見に耳を傾けスムーズに受け入れやすくなるかと思います。

共同創業者には、自分にはない部分を埋めてくれる対照的な人や、似たような考えや性格で相乗効果的に高め合える人を選ぶ人もいます。最終的に、上記を満たした人が現れたとしても、あなたの中でピンと来ない場合は共同創業者にするのをやめた方がよいでしょう。事業が行き詰った時、事業内容は方向転換できますが、共同創業者は簡単には変更できません。事業が衰退してしまう要因の一つとして内部分裂が原因とも言われるほどですので、相方選びは慎重に決めるべきだと言えます。

3、「共同創業者」がもたらすもの

スタートアップはスピードを持って行うため創業時に複数人いることで、一人で運用するよりもよりスピーディーに情報処理や問題を効率的に解決することができます。

また、チーム全体を客観的に見ることで、方向性のブラッシュアップもでき軌道修正を早い段階ですることもできます。その他にも、創業者の精神的な負担を軽減させてくれる要素や、投資を受けやすいメリットもあります。事業をスタートさせると必ず底辺期が訪れますが、その時に一人で悩むより一緒に悩み相談できる相手がいることで精神的な負担が軽減できますし、その人の為に「また頑張ってみよう」という気持ちにもさせてくれます。投資家は、共同創業者がいる企業に投資しやすいとも聞きますが、恐らくこれは、共同創業者がいるということで創業者の信頼性が高くなり、人を巻き込む力のある人だと思わられることで投資を受けられる場合があるのではないかと考えます。(もちろん共同創業者がいるだけで投資を受けられるわけではありません。)

このように共同創業がいることで、スタートアップにもたらす影響は大きく、事業成長の為には必要な存在だと考えます。

さいごに
学生時代、将来の野望について語り合った友人はいませんでしたか?事業拡大に成功した株式会社カヤックの共同創業者は学生時代の友人だったといいます。過ごした時間が長ければ長いほど相性が良いか悪かを判断できると思います。生活の人生の大半を共に過ごす相手ですので、時間をかけて信頼関係を構築できた人を選択しましょう。事業の成功へと導いてくれる存在は案外身近にいるかもしれませんね。