コラム スタートアップ

グローバルイノベーション創出拠点の大阪イノベーションハブとは。

OSAKA INNOVATION HUB

ベンチャークリップでは過去何度か「大阪イノベーションハブ(OIH)」について取り上げてきました。今回はOIHがどのような施設でどのような活動を行っている施設なのかを紹介します。

OIHとは

2013年4月26日、大阪市に「グランフロント大阪」が誕生したことはまだ記憶に新しいと思います。その中に新設された「ナレッジキャピタル(知的創造拠点)」。ここには人・モノ・情報の交流を通じて「新しい価値」を生み出す場として、ベンチャー企業・研究機関などのオフィスや会員制のナレッジサロン、企業のショールームなどの多くの施設が入っています。「大阪イノベーションハブ(OIH)」はその中の一つとして設置されました。

これは当時、大阪市長であった橋下徹市長が、グローバルイノベーション事業の芽が育つ拠点にしたいという考えから自ら先頭に立って開発に取り組んだ事業です。大阪府では古からものづくりが盛んで、約14,000社にも及ぶものづくり事業所が集積しています。また、大阪府に本部を置くパナソニックや旭化成などの大手企業も大阪府で事業拡大してきました。このような日本を代表する大手企業を更に輩出するべく、OIHは世界を見据えたプロジェクトの創出支援を目指しています。

OIHの活動内容

2013年から始まった支援活動は数多く、年間約200回もの支援プログラムが行われています。OIHの来訪者数は年間1万人以上にもなり、様々な分野で活動している人たちが集う場所として人と企業の交流が盛んにおこなわれています。

OIHでは具体的なサービス開発から、メンタリング、アイデアをプロジェクト化するまで、スタートアップに関する全ての過程をトータルで支援する仕組み作りをしています。また、成功者が次の成功者を生む環境の構築を推奨しているため、プログラムに登壇する講師として世界で活躍している起業家を招き、指導者に迎え入れています。

また、年間30件程度開催されるアイデアソン・ハッカソンを始め、支援コミュニティのmeet up、ピッチコンテスト、シリコンバレーツアーなど、事業のスケールアップに必要な支援活動を多く実施しています。過去には、KDDI ∞ Laboと共同でピッチ大会を開催したり、ABC(朝日放送)ではハッカソンを共同開催するなど大手企業とのコラボイベントも開催されています。

代表的なプログラム
●アイデアソン、ハッカソン
●ピッチイベント
●オープンイノベーション
●グローバル・イノベーション・プログラム

海外に向けたプロモーションも盛んに行われています。海外で活躍するスタートアップを招いて、国際イノベーション会議を毎年実施しています。世界で成長するために必要な情報収集ができ、さらに同じスタートアップやオーディエンスに自社のプロダクトを評価してもらえる場として毎年多くの参加者で盛り上がっています。

他にもOsaka Hackers Club会員への手厚い会員サービスや、OIHを活動拠点にしているコミュニティー「ODI OSAKA」や「i-RooBO Network Forum」のサポートなど幅広い活動を行っています。


これから事業を始めたい人にも既にスタートアップを始めている人にも、OIHは全面的にサポートやフォローを行ってくれます。その支援内容や活動は幅広く、起業家にとっては至れり尽くせりな施設です。また、海外からの留学生が参加したり学生向けのプログラムが組まれるなど、年代や国籍を気にせず誰でも自由に参加できるような仕組みになっています。

OIHは「大阪から世界へ」をテーマに掲げていますが、大阪だけに絞らず日本の中小企業全体を支援し、「オープンイノベーションの創出拠点」として今後も活動を行っていきます。最近では、地方自治体による地方創生の一環としてオープンイノベーションを取り入れたり、グローバル展開を見据えた活動を積極的に行ったりしています。東京の一極集中にはさまざまな見解がありますが、OIHのような施設が今後増えることによって、地方で埋もれている技術やアイディアが日の目を見る日も近いかもしれません。

公式ホームページの「EVENTS」にはプログラム情報が多く掲載されています。プログラムでは顧客像の作り方・収益拡大に対するアドバイスを頂けるだけでなく、交流会が頻繁に行われています。事業拡大に繋がるヒントが沢山盛り込まれているので、是非参加してみてはいかがでしょうか。

大阪イノベーションハブ(OIH)
http://www.innovation-osaka.jp/ja/