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関西のシリコンバレー「にしなかバレー」がいま熱い!

梅田と新大阪の真ん中に位置する西中島近辺は、交通の利便性が良く、梅田・難波に比べて賃料が割安なことから、多くのベンチャー企業が集まります。2016年には、西中島近辺で創業した企業や拠点を置く企業を中心に、ベンチャー企業を支援する非営利団体「にしなかバレー」が発足されました。コワーキングスペース「西中藩」の開設や大型イベントの開催など、積極的な活動を行っています。

西中島近辺(新大阪、西中島、中津)は、阪急京都線の南方駅やJR新大阪駅への良好なアクセスに加え、梅田や難波と比べて割安な賃料が強みとなり、数多くのベンチャー企業が集まります。そんな西中島で発足されたのが「にしなかバレー」。企業の採用・学生の就職支援を手がける「アイプラグ」社長の中野 智哉氏が代表を務め、現在約30社のベンチャー企業が所属しています。交流や成長を促すコミュニティーを形成することで、ベンチャー企業が陥りやすい資金面や人脈面の課題を克服しようとするのが、にしなかバレーのねらいです。

2017年2月、「にしなかバレー」は、コワーキングスペース「西中藩」を開設しました。西中島近辺の交通の利便性や賃料が割安な地域性を生かし、“創業の地”として成長を促していくのが狙いです。施設名「西中藩」は、かつて西中島で活躍したベンチャー企業「リョーマ」にあやかり、幕末を意識して命名。「世界に羽ばたく企業が誕生してほしい」との思いを込め、年間利用料は5万円に抑えられています。

そして、4月21日、大阪市淀川区のグロービス経営大学院大阪校で、「にしなかバレー」が主催するイベント「にしなかバレー春の陣2017」が開催されました。2016年にも好評を博したイベントで、今回の「春の陣」にはベンチャー企業のみならず、銀行や行政の担当者も含む約100人が参加しました。メインイベントである事業計画のプレゼンテーション対決「ゼニのタイガー」では、にしなかバレーの起業家たちが、ユーモラスなトークで会場を盛り上げました。

「にしなかバレー」代表の中野氏は、「大阪で起業するなら西中島・中津と呼ばれるような、働く人が誇りを持つ地域にしたい」とも語っています。世界的なIT企業の本社が集まるアメリカの「シリコンバレー」や、90年代後半に最先端のITベンチャーが集まり賑わった「渋谷バレー」に続き、「にしなかバレー」も関西のシリコンバレーと呼ばれる日もそう遠くないかもしれません。